今年も3・11がやってきました。
あの災害から四年。
悲惨な記憶も少しづつ薄れてきていますが、今日この日に改めて災害への備えについて考えてみましょう。
自宅でも避難所でも大変!トイレ問題
地震が来たら、まず身の安全を確保することが先決です。
その上で自宅が倒壊などの危険性がある場合、最寄りの避難所へ行くことになります。
避難所では自治体によってある程度の備蓄があり、とりあえずの食料品・医薬品などは準備されています。
しかしトイレなどの衛生設備は、すぐに生命に直結するわけではないので、どうしても後回しになってしまいますね。
特に都市部の避難所では一か所に多くの住民が集中し、トイレ環境が劣悪になることが予想されます。
実際に東日本大震災で被災された方でも、
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- 避難所のトイレで汚物が溢れてしまい、悪臭がひどかった。
- 建物は無事だったが、下水管のトラブルによりトイレは使えなくなった。
- 避難所のトイレに仕切りがなく、丸見えだった。
[/alert-announce]といった不便さを経験されたようです。
以下に一例として挙げましたが、汚物処理のしやすい簡易トイレを用意しておけば、いざ被災した時もトイレで苦労することは少なくなりますね。
汚物を手早く処理できる
いかに自分や家族のものとはいえ、用を足したあとの汚物は嫌なものです。
手早く処理できる簡易トイレを選ぶことで、不快な臭いも最小限に抑えられますよ。
「コクヨ 非常用トイレ 防災の達人 10枚重ね DRK-NT2 」は、既存の便器にセットして使うタイプの簡易トイレです。
10枚重ねのビニールが10セット入っていますので、計100回の用足しを処理できるものです。
特徴としては、ビニールが三角形になっていて汚物がまとまりやすく、素早く袋の口を縛って処理できる点。
100回分という大容量ながら、比較的コンパクトで持ち運びできるところもポイントですね。
安心して座れる便座付き簡易トイレ
避難所などで十分な便器が備え付けられていない場合には、便器付きのタイプが有用です。
「アイリスオーヤマ 【トイレ処理セット5回分付き】簡易トイレ BTS250」 はダンボール製の便器と処理袋5回分がセットになっています。
ダンボールながら便器はしっかりとした強度があり、ちゃんと座れます。
お子さんなどしゃがむ姿勢に慣れていなくても、安心して用を足すことができそうですね。
ただこのタイプは処理袋の数が少ないので、先ほどのような大容量の袋タイプを併せて用意しておきましょう。
強力な凝固剤で、すぐに固まる
用を足すときには、当然ですが液体のものもあります。
したがってすぐに固められる凝固剤入りの簡易トイレがあると、処理するときに袋から漏れたりすることもなくなりますよ。
「アイワ 携帯トイレミニ 3個入」は比較的小さいサイズであるものの、一瞬でジェル状に固まるのが特徴です。
チャック付きでしっかりと密封できるのも良いですね。
体温を逃さない、アルミシートはコンパクトで携帯性もばっちり
十分な暖房設備が期待できない避難所生活では,寒い時期や夜間の寒さ対策が欠かせません。
被災者の声からも、
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- 自宅から避難所まで、布団や毛布を運んでいくのが大変だった。
- 電気・ガスが使えない自宅で、毛布だけでは寒くて眠れなかった。
[/alert-announce]
といった声が聞かれました。
軽くて持ち運びしやすく保温性も高い、アルミシートをいくつか非常用持ち出し袋に入れておきましょう。
ガサガサ音がしない、薄くて軽いアルミシート
68グラムと軽量ながら、しっかりと体温を逃さないのが「SOL(ソル) ヒートシートサバイバルブランケット 12132」です。
薄くてしなやかな素材なので、広げてもガサガサ音がしないのも長所だと思います。
何もないときは、とりあえず新聞紙
非常時で何もないときでも、古新聞は入手しやすいのではないでしょうか?
薄い新聞紙でも外気をかなり防いでくれますから、バカにならないですね。
身体全体を覆うと同時に、服の下にも挟むことで更に保温効果が期待できます。
まとめ~いざという時の備えを
今回挙げたのはあくまでも一例に過ぎません。
月並みではありますが、日頃から非常時の備えをしておくことで安心につながります。
これを機会に、ご自身で必要と思われるものをリストアップしてみましょう。
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