便秘で悩む大人は非常に多いですが、赤ちゃんにだって便秘はあります。「一日に何回うんちするんだろう?」と思ったかと思えば、「そういえばしばらく出てないぞ…」と慌てることもあります。
赤ちゃんの便秘に気づいたらどのような対策をしたら良いのでしょうか。 今回は赤ちゃんの便秘とその解消法についてご紹介します。
慌てなくても大丈夫です。赤ちゃんの様子をしっかり観察して解消してあげましょう。
母乳の赤ちゃんは母乳量に気をつけて
母乳で育てていると、やはり赤ちゃんには一番消化が良いのか、排便回数の多い赤ちゃんが多いです。
しかし、母乳は飲んだ量が把握できません。同じ時間飲んでいたとしても、飲む量が足りていない可能性もあります。 排便回数が少なくなったり、機嫌の悪い時間が多いといったことはありませんか?それは母乳量が足りないために便秘になっている可能性があります。
体重管理をして、少しずつでも良いので体重が増加しているか観察しましょう。 順調に体重増加している場合は、母乳の吸収率が良いだけなので問題ありません。もし体重増加が停滞している場合、慌ててミルクを足すのではなく、まずは母乳を一度搾乳してから哺乳瓶で与えるなど、飲んだ量がわかるようにしてみましょう。
十分足りていたつもりでも、搾乳しようとしたらできないことも多々あります。不足分だけミルクを足すようにし、母乳マッサージなどで母乳量が増えるように頑張ってみましょう。
排便ペースの変化が便秘の原因になることも
赤ちゃんのお世話に少し慣れてくる生後2ヶ月頃は、赤ちゃんの排便ペースが変化する時期です。赤ちゃんの腸が発達してきてよく吸収できるようになったり、逆に消化にとても時間がかかるようになることもあります。
赤ちゃんの機嫌が良いなら問題ありませんが、不機嫌な時間帯が多い場合はお腹のマッサージをしてあげると良いですよ。赤ちゃんはスキンシップが大好きです。ママの手を少し温めてから赤ちゃんのおへその周りを時計回りに優しくマッサージしてみてください。冷たい手でマッサージをすると返って不機嫌になったり、下痢気味になることもありますので注意してください。
離乳食を開始する生後6ヶ月前後もまた、排便ペースが変化する時期です。まだ胃腸の発達が未熟なので、上手に消化できなかったり消化に時間がかかるのは当然ですね。
ついたくさん食べさせてしまったり焦って早く進めてしまうと、うまく消化吸収できずに水分摂取量が減ってしまいます。そのため、便が硬くなったり、排便時に痛みが出たりします。離乳食は焦らず、赤ちゃんの状態を見ながらゆっくり進めていきましょう。
運動不足が便秘の原因になることも
お座りもできない赤ちゃんでも運動は必要です。赤ちゃんは、ご機嫌で手足をバタバタさせたり、何度も寝返りをしたりしますね。個人差があり、あまり体を動かさない赤ちゃんもいますので、その場合はベビー体操をしてあげましょう。
ベビー体操は特別難しいことを覚える必要はありません。ママが温めた手で赤ちゃんの手首や足首を持って、赤ちゃんの関節に負担がかからないように動かしてあげてください。
赤ちゃんの便秘解消のためにママにできること
体重が徐々に増加しており、機嫌よく過ごしていたら、数日おきの排便でもそれがその赤ちゃんの排便ペースなので気にしなくて大丈夫です。
でも数日おきの排便だと、「今日で何日目かしら?」といつも気にして過ごすことになり大変ですね。できれば毎日排便してくれる方がリズムがよくて助かります。
無理に毎日排便させる必要はありませんが、ちょっとしたことで排便を促すことができるので試してみてください。
まずはお尻に刺激を与えてあげることです。肛門あたりをママの手で優しく撫でてあげたり、ベビーオイルやワセリンをつけた綿棒を肛門に5mm~1cmほど入れて刺激を与えてみるという方法もあります。この綿棒浣腸は我が家でもよくやっていたのですが、すぐに便が出てくるので効果絶大ですよ。
赤ちゃんはまだ自分で排便をコントロールできませんので、ちょっとした刺激で突然勢いよく排便することもあります。量は少なくても広範囲に飛散することもよくあるので、周囲の準備を十分整えてから始めましょう。
周囲に先輩ママがたくさんいたら聞いてみるのも良いですが、赤ちゃんは体質も成長スピードも性格も全然違います。5人を育てた経験があっても知らないことはたくさんあるものです。
不安になった時は我慢せず、小児科へ相談に行ってみましょう。
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