7月21日から夏休みがスタートするところが多いですね。
夏休みといえば、スタンプラリー。
鉄道好きの男児がいるなら必須のイベントといって良いでしょう。
今回は2022年注目のJR東日本のレゴスタンプラリーをお得に回るためのテクニックをご紹介します。
レゴスタンプラリーとは?
2022年は鉄道開業150年という節目の年なので、鉄道各社も色々なイベントを開催しています。
そんな中JR東日本が夏休み恒例のスタンプラリーで、レゴとコラボレーションしたスタンプラリーを始めます。
–鉄道開業150年「LEGO®スタンプラリー」JR東日本より引用-
2022年7月22日~8月21日の夏休み期間で実施されるこのスタンプラリーは、レアなレゴフィギュアをもらえるということで注目されています。
–鉄道開業150年を記念して『JR東日本 レゴ®スタンプラリー』を初開催します!より引用-
スタンプラリーの対象となっているのは首都圏のJR30駅ですが、そのうち7駅を回るとオリジナルのミニフィギュアとシールがもらえます。
ミニフィギュアはJR東日本の駅員や整備士をイメージしたもので、今回のみの限定品。
鉄道好きの子どもには、たまらないアイテムですね。
–鉄道開業150年を記念して『JR東日本 レゴ®スタンプラリー』を初開催します!より引用-
また全30駅をコンプリートすると、レゴのミニキットがプレゼントされます。
このミニキットはレゴの90周年を記念したもので、馬車や飛行機など6種類。
鉄道とは直接関係はありませんが、レゴ好きには喜ばれる賞品だと思いますよ。
レゴスタンプラリーは都区内パスがおすすめ|通常運賃と比較してみた
さて子どもには嬉しいスタンプラリーですが、付き添う親にとっては大変なイベントです。
鉄道の乗り降りを繰り返すので時間もかかりますし、運賃も馬鹿になりません。
そこでなるべく費用を抑える方法として、都区内パスを利用することを考えてみました。
都区内パスとはJR東日本が発行している一日乗車券で、文字通り都区内は乗り放題になります。
–おトクなきっぷ:JR東日本より引用-
都区内パスの料金は大人760円・子ども380円と格安なので、上手に利用すればスタンプラリーを効率的に回ることができますよ。
実際にどれくらい運賃に差が出るのか?
- 大人ひとり・子どもひとり
- 都区外の吉祥寺駅発着
- 7駅を回る
という条件でシミュレーションしてみました。
普通運賃の場合
まずは普通運賃で乗り降りするケース。
Suicaなどの交通系ICカードを利用して支払うことを想定しています。
No. | 発 | 着 | 大人料金 | 子ども料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 吉祥寺 | 中野 | ¥168 | ¥84 | ¥252 |
2 | 中野 | 新宿 | ¥157 | ¥78 | ¥235 |
3 | 新宿 | 渋谷 | ¥157 | ¥78 | ¥235 |
4 | 渋谷 | 目黒 | ¥157 | ¥78 | ¥235 |
5 | 目黒 | 品川 | ¥157 | ¥78 | ¥235 |
6 | 品川 | 高輪ゲートウェイ | ¥136 | ¥68 | ¥204 |
7 | 高輪ゲートウェイ | 東京 | ¥157 | ¥78 | ¥235 |
8 | 東京 | 吉祥寺 | ¥396 | ¥198 | ¥594 |
計 | ¥1,485 | ¥740 | ¥2,225 |
上表のとおり、7か所の駅を回って帰ってくると2,225円。
なかなかの出費ですね。
都区内パスを利用する場合
次に都区内パスを利用した場合を考えてみましょう。
吉祥寺駅は都区外なので、都区内エリアまでは別途運賃が発生します。
No. | 発 | 着 | 大人料金 | 子ども料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 吉祥寺 | 西荻窪 | ¥136 | ¥68 | ¥204 |
2 | 西荻窪 | 新宿 | ¥760 | ¥380 | ¥1,140 |
3 | 新宿 | 渋谷 | ¥0 | ||
4 | 渋谷 | 目黒 | ¥0 | ||
5 | 目黒 | 品川 | ¥0 | ||
6 | 品川 | 高輪ゲートウェイ | ¥0 | ||
7 | 高輪ゲートウェイ | 東京 | ¥0 | ||
8 | 東京 | 西荻窪 | ¥0 | ||
9 | 西荻窪 | 吉祥寺 | ¥136 | ¥68 | ¥204 |
計 | ¥1,032 | ¥516 | ¥1,548 |
この場合だと吉祥寺~西荻窪の運賃がプラスされていますね。
それでもトータルで1,548円。
普通運賃と比較して約700円の節約になりました。
都区内パスで半分以上の駅をカバーできる
今回のレゴスタンプラリーでスタンプが設置されている駅は以下の30駅。
都区内 | |
---|---|
赤羽 | ◯ |
秋葉原 | ◯ |
上尾 | |
池袋 | ◯ |
板橋 | ◯ |
上野 | ◯ |
王子 | |
大宮 | |
尾久 | |
柏 | |
川崎 | |
国分寺 | |
桜木町 | |
品川 | ◯ |
渋谷 | ◯ |
新宿 | ◯ |
新橋 | ◯ |
巣鴨 | ◯ |
高田馬場 | ◯ |
高輪ゲートウェイ | ◯ |
土浦 | |
鶴見 | |
東京 | ◯ |
中野 | ◯ |
羽田空港第2ターミナル | ◯ |
船橋 | |
松戸 | |
目黒 | ◯ |
横浜 | |
四ツ谷 | ◯ |
そのうち17駅が都区内エリアに位置しています。
したがって全駅コンプリートを目指す人でも、半分以上の駅が都区内パスでカバーできるというわけ。
利用しない手はないですよね。
30駅コンプリートを目指すなら休日おでかけパス等を利用しよう
もし最初から全30駅のコンプリートを目指している人なら、別のフリーパスを利用する方法もあります。
休日おでかけパスと呼ばれているもので、大宮や土浦など都外のエリアも自由に乗り降りできるというもの。
一日で全30駅を制覇する猛者であれば、かなりオトクな一日乗車券となります。
またSuicaカードを持っているのなら、のんびりホリデーSuicaパスがおすすめです。
休日おでかけパスと同じ範囲が乗り放題になるパスですが、Suicaカード限定なのでちょっとだけ価格が安くなります。
まとめ~フリーきっぷを利用してスタンプラリーを楽しもう
もともと鉄道各社がスタンプラリーを実施する理由としては、通勤通学が減る長期休暇期間のテコ入れという側面があります。
たくさん乗り降りしてくれれば、それだけ運賃収入が増えるというわけですね。
しかし私たちとしては、できれば節約して効率的に楽しみたいもの。
普通運賃で乗り降りしていては、相当な費用負担になってしまいます。
そんなときはこの記事でご紹介したようなフリーきっぷを上手に利用して、子どもと充実した夏休みの思い出を作りましょう。
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